平成30年度修了式

修了式式辞の内容です。

修了式1

今日は修了式です。修了のしゅうは、にんべんに縦を一本引く「ものごとをおさめる」という意味になります。修了式では、皆でがんばったことを3つふりかえってみましょう。

修了式2

西紀中学校の生徒には3つの宝物があるということは常日頃言ってきました。「大きな声でどこでも挨拶」「何事にも手を抜かず全力」「人の話は顔をあげて傾聴」です。これは、校訓「清純・愛郷」の精神が表れたものであり、大人になった時、必要な力です。ぜひ、後輩にも伝統として受け継いでほしいと思います。

修了式3

西紀中学校は、生徒が生活や学習を自分たちで創る未来の学校をめざしています。学習はもちろん生徒会活動・教科係活動・部活動も、自分たちでしっかり頭を使い、判断し、行動できるようになってきています。地域の方からも信頼され、期待されています。また、西紀中学校は、学級数が減っていますが、みんなが考えてくれた縦割り班活動や、にしき恋など地域の皆さんの支援を得て、むしろ人間関係を広げる取組へと進んでいます。

修了式4

学習では、予習で見通しをもち、対話で思考を深める授業を大切にしてきました。この1年間、みなさんは対話が大変上手くなり、考えも深まってきています。一方で、予習のやり方やゲーム、ネットで時間を取られ家庭学習や生活が上手くできていない人もいますので、次年度に向けて改善してください。

修了式5

2年生は最高学年の3年生に、1年生は中心学年の2年生へ進級します。新3年生におくる漢字は「拓」です。1年後どういった進路をめざしているのか。自分の進路を自分で切り開くための努力はしっかりとしてください。また、この中学校にどんな歴史を作っていきたいのか考えて日々の生活を送るようにしてください。1年生に送る漢字は「挑」です。いよいよ後輩ができます。後輩にとって良いお手本となってください。トライやるウィークをはじめ、自分の力を試すことができる時期は、2年生の時だと思います。いろんなことに挑戦してほしいと思います。

修了式6

さて、今、産業構造が大きく変わって、3人に1人が就職後3年以内に辞めているとも言われます。フランスのノーベル賞作家アンドレ・ジイドは、「平凡なことを毎日、平凡な気持ちで実行することが非凡である」と言いました。例えば、卒業式の前日に皆勤賞をもらった人もたくさんいました。平凡だけど、当たり前のことをしっかりとすることの積み重ねが将来、大きな仕事を成し遂げる土台になるのです。

これは壁に当たったときも同じです。立ちはだかる山の頂を見てその大きさに圧倒され落胆するのではなく、足元を見ながら一歩一歩進んで行くことが、いつの間にか頂上にたどり着く道筋なのです。悩んだりスランプに陥ったりしたときには遠い先を見るのではなく、目の前の小さな仕事を、何も考えずに一つずつ着実に片付けていくことを心掛けてください。道は必ず開けます。

今日は通知表を返します。この一年を正面から振り返り、成長したことは何か、改善すべきことは何か明らかにしてください。また、今までの学習で不確実な内容を確実に身につけて欲しいと思います。春休みの宿題は、単に書いて出せばよいのではなく、頭の中にしっかりいれるまで繰り返してください。平凡なことを繰り返してください。頭と心と体をリフレッシュして、パワーアップして、新学期、登校してくれることを期待しています。

校歌斉唱
校歌斉唱
修了証書授与
修了証書授与
修了式式辞
修了式式辞
修了式式辞
修了式式辞
全校集会 生徒会長:春休みの生活について
全校集会 生徒会長:春休みの生活について
全校集会 生徒会長:春休みの生活について
全校集会 生徒会長:春休みの生活について
2年生学年集会
2年生学年集会
1年生学年集会
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